佐 々 木 勝 敏 建 築 設 計 事 務 所   K a t s u t o s h i S a s a k i + A s s o c i a t e s

自然に囲まれた敷地を前にしたとき、住宅は如何にあるべきか。







近隣に建つ納屋や牛舎のようにおおらかで風景にとけ込むような建築はどうだろうか。



建物に透過性があり風景を遮断することなく風景の一部となる骨格はどうだろうか。



構造も無駄を排して素直に架け、躯体に映りこむ自然光が緩やかな陰影を生むような。



いつ建てられたかわからないような、新しさや古さではない住宅がこの場所に適していると考えた。




1階は建物の半分くらいを透かせて風景と重なり合うように。建物の一部であり風景の一部であるような。



新しいデザインやコンセプトを捨て、起源の古いプリミティブな立ち方を選択している。



全ての部屋から風景を望めるように。



ピロティは暑い日も雨の時も家族の居場所に。



1階では遠くの風景と近くの風景が室内を貫通している。




2階南側は季節によって変化する畑の様子が風景となる。



左:階段室、右:エントランスからリビング。




大らかな屋根は外部までつながり、軒下から心地良い風がいつも流れてくる。




建築が風景の一部となり、うつろいゆく風景が日常になる。そんな住宅になればと提案した計画です。




■計画概要

上原の家|愛知県豊田市|専用住宅|設計監理:佐々木勝敏建築設計事務所|構造:寺戸巽海構造計画工房|施工:豊中建設


木造在来工法|地上2階|敷地面積:219.81u|建築面積:58.68u|床面積:1F58.68u2F50.79u延床109.47u|竣工:2018年9月|施工費:2500-3000万円